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四柱推命は、古代中国で発祥し、陰陽五行思想を基盤とする東洋占術の一つです。人がこの世に生を受けた「年・月・日・時」という四つの柱から「命式」というその人の運命や性格をあらわす表を作成し、その命式を厳密に読み解くことで、生まれ持った宿命や才能、そして人生における運気の流れを正確に把握することができます。

その驚異的な的中率と、他の占術とは一線を画す詳細な分析力から「占いの帝王」と呼ばれ、歴史上の優れた経営者の多くが四柱推命を重んじてきました。

本鑑定では、あなたの命式を詳細に分析し、持って生まれた性格や才能、まもなく訪れる運命の転機まで、具体的にお伝えします。

さあ、あなただけの人生の羅針盤を手に入れ、自分の選択で未来をより良いものに変えていきましょう。
ほしよみ堂の四柱推命

四柱推命とは?

ほしよみ堂の四柱推命
四柱推命とは、古代中国で生まれ、『東洋占術の帝王』と呼ばれるほど高い的中精度を誇る占いです。占いの種類では命術に属し、その人の生まれた誕生日の『千支 (かんし=えと)』の配置から、その人の持って生まれた性質、そして一生の運気の流れを見ます。

四柱推命の特徴は、万物が持っている【木・火・土・金・水】という5つのエネルギーのバランスを見て占うことにあります。自分の十干十二支に入っている『五行(ごぎょう)」から通変星(つうへん・せい)を導き出し、それぞれの五行の相性や通変星の特徴から、持って生まれた性格や本質を読み取ります。また、『大運(たいうん)』と呼ばれる10年間の五行と、1年間の歳運(さいうん)を組み合わせて見ることで、精度の高い運気の流れが分かります。

ここからは、そんな四柱推命について詳しく解説していきます。四柱推命について理解を深め、あなたの運勢を深く掘り下げることにお役立てください。
ほしよみ堂の四柱推命

四柱推命の成り立ちは?

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四柱推命とは、単なる占いという言葉では収まらない、数千年の歴史を持つ古代中国発祥の運命学です。その起源は紀元前の殷王朝にまで遡り、亀の甲羅や獣の骨に刻まれた甲骨文字に、占術の根幹である「干支(かんし)」が使われていた形跡が残っています。

この干支と、万物を構成する「五行」の理論が長い年月をかけて融合・発展し、宋の時代に徐子平(じょ・しへい)という占術家が『淵海子平(えんかいしへい)』という書を著し、現代に伝わる四柱推命の基礎を体系化しました。その後も、明の時代の劉伯温(りゅう・はくおん)による『滴天髄(てきてんずい)』など、数々の秘伝書によって理論はさらに深められていきます。

日本には江戸時代中期に伝来。長崎の医師・桜田虎門(さくらだこもん)によって「推命書』という本が書かれたのが最初です。彼はオランダ船で運ばれてきた中国の推命書を翻訳し、書籍を発刊しました。その後、松本義亮氏が中国の古書「淵海子平」と「星平会海(せいへいかいかい)」を独学で習得し『四柱推命』と名づけ、日本においても四柱推命が広く認知されるようになりました。先人たちのたゆまぬ研究によって日本独自の発展を遂げ、その的中率の高さと理論の深遠さから、いつしか「占いの帝王」と称されるようになったのです。私たちが用いる四柱推命は、これら数千年の叡智が凝縮された、まさに帝王の学問なのです。
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四柱推命で何が占える?

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四柱推命では、生年月日と出生時間からその人が生まれ持った宿命を紐解き、「前世でどんな行いをしたか」という点に着眼し、生まれてきた意味や性格、一生の運勢の流れを占うことができます。例えば、運勢の良い時期・悪い時期、毎年の吉凶を占うことで、将来のために今何をすべきか、この努力がいつ結実するか、活躍できるのはいつかなど、人生を戦略的に考えることができます。

また、生まれ持った性格や才能、向いている仕事などを占ったり、天干同士の関係性を見ることで、交際相手や気になるあの人との恋愛・結婚相性や友人、家族、同僚などとの相性も占うことができます。四柱推命で「宿命」を知ることで、人生のあらゆる側面を具体的に占うことができ、これから先の「運命」を自らの手でより良く変えていくための、最強の羅針盤となるのです。
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四柱推命と算命学の違いは?

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四柱推命と算命学は、どちらも古代中国の陰陽五行説を源流とし、生年月日から運命を読み解く占術ですが、その成り立ちや占術の体系に違いがあります。

四柱推命は、中国で長い歴史を持つ伝統的な命術で、「年・月・日・時」という「四柱」を立て、個人の才能や運気の流れ、詳細な吉凶を判断することを得意とします。

一方、算命学は戦後の日本で学問として大成されたもので、主に「年・月・日」の「三柱」から個人の宿命を読み解きます。家系や国家の運勢までを視野に入れるスケールの大きさと、「天中殺」という概念を非常に重視する点が特徴です。
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四柱推命と陰陽五行説の関係とは?

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陰陽五行説とは、古代中国で発祥した森羅万象の原理原則ともいえる理論で、【陰陽】と【五行】それぞれの概念が統合したものです。四柱推命や紫微斗数などの東洋占いは陰陽五行説の概念が基礎となっており、四柱推命を深く理解するためには、この陰陽五行説を学ぶ必要があります。

①陰陽とは

陰陽とは、宇宙にあるすべてのモノ=人間も含め、すべての存在、あらゆる状態の【はじまりから終わりまで】の変化を、陰と陽という2つの概念を通して説明する思想のことです。人生の流れや季節の移ろい、時間の経過や方角、はたまた星や銀河の誕生まで、陰・陽というたった2つの概念の中に、あらゆるものが含まれているのです。

陰陽思想の起源はとても古く、紀元前の段王朝の時代からあったとされています。陰陽思想はしばしば『太極図』として表され、陰と陽しかないシンプルな概念ですが、四柱推命をはじめ紫微斗数や九星気学などの東洋占星術に代表される占いは、いずれも陰陽理論をベースにつくられています。世の中を見ると、かならず陰・陽という相反する2つの事象が存在することに気づくと思います。月があれば太陽があり、男がいれば女がいて、左手があれば右手がある。陰陽とは森羅万象の基本原理と呼べるものです。

②五行とは

五行とは、この世の万物には【木】【火】【土】【金】【水】の5つの異なる性質を持つエネルギーがあり、それらのエネルギーは絶えずめぐりながら、お互いに影響をあたえて循環するという考えです。陰陽と同じように陰陽という2要素が、5つの要素に置き換わったような考え方ですが、少し違うのは5つのそれぞれの要素に相性というものがあるという点です。

四柱推命では、命式に現れる五行のバランスや偏りを読み解くことで、そして、生まれ持った性質、才能、運気の流れ、そして他者との相性までを深く鑑定することができます。
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四柱推命の命式とは?

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四柱推命の命式とは、占星術におけるホロスコープに似ており、その人の「年柱、月柱、日柱、時柱」という「四柱」に、干支暦を構成する「十干十二支」を当てはめることで作られます。

命式図

①四柱推命の「四柱」とは?
(年柱、月柱、日柱、時柱)

四柱推命では、その人が生まれた「年」「月」「日」「時」を、それぞれ一つの「柱」として捉えます。この四つの柱から運命を読み解くため、四柱推命と呼ばれます。

-年柱とは?-


その人が「生まれた年」である年柱では、主に先祖や両親、目上、家系的なことを表します。家系的な因縁がある場合は年柱に出ることが多いです。時期は20歳くらいまでの初年運を表します。また日干と年干の関係は第一印象など雰囲気を示すので、面接運などにも影響します。

-月柱とは?-


その人が「生まれた月」である月柱では、主に兄弟、姉妹、友人、同僚との関係を表します。加えて、社会的活動が最も活発な20歳~35歳までも表しますので、月柱は仕事運や成功運、恵まれている才能も表します。ちなみに、日干と月干の関係は「生きる手段」となり、出世運に影響します。

-日柱とは?-


その人が「生まれた月」である日柱では、自分自身を表す最も重要な場所になります。すべては、日柱を中心とした関係で成り立っています。とくに日干は【自分の頭】とし、日支は【肉体】と【パートナー】を表します。なお、日柱は35歳~50歳くらいまでの中年運を表し、配偶者との関わりや家庭内で役割について読み取ることができます。

-時柱とは?-


その人が「生まれた時間」である時柱では、結果や成果を見る場所なので、じつはとても重要です。時柱は50歳以降の晩年運を表し、人生の結果や仕事の成果、人間関係では、子どもや部下などの年下の人との関わりを読み取ることができます。出生時間が分からないと時柱が出せないため、日柱までの三柱で見た場合、人生の終盤が分からないので精度が欠けてしまいます。

②天干(てんかん)とは?

天干とは、命式に記される「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十種類の要素のことです。「十干(じっかん)」とも呼ばれ、天干は表面的に表れる事柄を意味していて、仕事上でのつき合い、上司や社会からの評価、表面的な才能などを読み取ることができます。

天干(十干)はそれぞれ【木・火・土・金・水】という5つのエネルギー(五行)が割り振られており、さらに、それぞれのエネルギーごとに【陰】と【陽】に分かれています。

③地支(ちし)とは?

地支とは、命式に記される「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二種類の要素、いわゆる「十二支」のことです。地支は内面的に隠れた事柄を表し、他人から見ても分からない隠れた性格や才能を示します。体調や感情は地支の影響が強く表れやすく、地支の潜在的な部分が大きく影響しています。家庭運や恋愛傾向も、地支の状態がよく反映しています。

そして、地支(十二支)にも、天干(十干)と同じく、5つのエネルギー(五行)が含まれています。

④蔵干(ぞうかん)とは?

地支の中に「蔵されている天干」のことで、あなたの潜在能力や、自分でも気づいていない深層心理を読み解くための重要な鍵です。その名の通り、地支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)の中に内蔵されている天干(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)のことで、一つの地支に1~3種類の蔵干が含まれています。十二支がそれぞれどの蔵干を持っているかは、生まれた月日によって【蔵干表】から照らし合わせて導き出します。

⑤通変星(つうへんせい)とは?

通変星は日干から年干・月干・時干を見たときに導かれる星のことで、「比肩(ひけん)」「劫財(ごうざい)」「食神(しょくじん)」「傷官(しょうかん)」「偏財(へんざい)」「正財(せいざい)」「偏官(へんかん)」「正官(せいかん)」「偏印(へんいん)」「印綬(いんじゅ)」の合計10種類があります。それぞれ特徴がありますが、主に、その人の性格や才能、人間関係など表面的に表れる事柄を表します。

なお、通変星には天干から導き出されるものと、地支に内包された蔵干から導き出されるものの2種類があり、それぞれが示す意味合いは大きく異なります。

-天干通変星とは?-


天干通変星は、日干と、年・月・時の「天干」との組合せから導き出されます。主に、外側に見えるエネルギーを象徴しており、以下のような「表の顔」「社会的役割」という意味合いを持ちます。

・社会的な自分、役割
・周囲に与える第一印象(他人からどう見られているか)
・自分自身が意識しやすい才能や性格
・人生において目指すべき目標や理想像

-蔵干通変星とは?-


蔵干通変星は、日干と、年・月・日・時の「地支」の中にある「蔵干」との組合せから導き出されます。主に、内面的で現実的なエネルギーを象徴することから、以下のような普段は表面化されない「隠された本質」を表します。

・内面的な本質、プライベートな素顔
・無意識の行動傾向や心の奥底にある本音
・潜在的な才能や気づいていない可能性
・物事を動かすエネルギーや原動力

特に、その人の才能や適職を判断する上で最も重要視されるのが、月支の蔵干から導き出される蔵干通変星で、これを「月支元命(げっしげんめい)」と呼びます。

⑥十二運(じゅうにうん)とは?

十二運とは、その人の運勢を十二段階で表したものであり、「胎(たい)」「養(よう)」「長生(ちょうせい)」「沐浴(もくよく)」「冠帯(かんたい)」「建禄(けんろく)」「帝旺(ていおう)」「衰(すい)」「病(びょう)」「死(し)」「墓(ぼ)」「絶(ぜつ)」という順番で移行していきます。この運気は人が生まれてから死ぬまでの一生を例えたものです。

十二運は命式中の天干と地支の組み合わせから導き出されます。天干と地支は命式中の各柱にあるので、命式には全部で4つの十二運が存在します。

十二運を見ることで、その人のエネルギーや性質を読み解いたり、通変星との組み合わせから才能を発揮する場面を見たりすることもできます。
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四柱推命の空亡とは?

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空亡(くうぼう)とは、暦の上で「天の助けが得られない期間」を指し、12年のうち2年間、誰にでも巡ってくる運気の休息期間です。算命学では「天中殺」とも呼ばれ、この時期は、天が味方をしてくれないため、新しいことを始めても思い通りに進まなかったり、予期せぬトラブルに見舞われたりしやすくなります。

これは、十干(10周期)と十二支(12周期)の組み合わせで暦を数えていくと、最後に十二支が2つ余ってしまうことから生じます。この「空間(天干)がなく、時間(地支)だけが存在する」アンバランスな期間が空亡です。

しかし、これは決して悪いだけの時期ではありません。むしろ、これまでの人生を振り返り、内面を磨き、次の飛躍に備えるための重要な「魂の充電期間」なのです。この時期に無理な挑戦を避け、勉強や自己分析に徹することで、空亡が明けた後の運気を大きく飛躍させることができます。
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四柱推命の格局とは?

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格局(かっきょく)とは、あなたの命式全体の五行のバランスや、中心となる星の組み合わせから判断される、その人の運命の「型」や「器の大きさ」のことです。これは、あなたの人生がどのような方向性に向かいやすいのか、どのような分野で成功しやすいのかを示す、宿命の骨格とも言える非常に重要な概念です。

格局には、五行が比較的バランスよく配置されている「普通格局(内格)」と、特定の五行が極端に強いか弱い「特別格局(外格)」に大別されます。

あなたがどの格局に属するかを正しく判断することが、四柱推命鑑定の第一歩となります。なぜなら、格局によって運勢を良くするために必要なエネルギー、すなわち「用神(ようじん)」が全く異なるからです。自分の格局を知ることは、自分に合った開運法を知るための最も重要な鍵となるのです。
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四柱推命の調候用神とは?

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調候用神(ちょうこうようじん)とは、数ある用神の中でも特に重要視されるもので、あなたの命式が持つ「季節」のバランスを整え、快適な環境をもたらしてくれる守護神のことです。

四柱推命は、生まれた月がどの季節にあたるかを非常に重要視します。例えば、凍える真冬(亥・子・丑月)に生まれた人の命式は、寒さで凍てついており、才能という種を持っていてもなかなか芽を出すことができません。このような命式を持つ人にとって、暖かな太陽である「丙(ひのえ)」や、灯火である「丁(ひのと)」が、命式にあったり、運勢(大運・流年)で巡ってきたりすると、凍った大地が解けて一気に運が開花します。この「丙」や「丁」が、この人にとっての調候用神となるわけです。

逆に、灼熱の真夏(巳・午・未月)に生まれた人には、その熱さを冷ます海や川である「壬(みずのえ)」や、雨である「癸(みずのと)」が必要となります。このように、あなたの命式の寒暖湿燥を中和し、才能が最も発揮されやすい環境を整えてくれるのが調候用神なのです。
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四柱推命の扶抑用神とは?

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扶抑用神(ふよくようじん)とは、あなたの命式の「強弱」のバランスを整える守護神のことです。「扶抑」という漢字が示す通り、「弱いものを扶(たす)け、強いものを抑える」という役割を持ちます。

鑑定の中心となるあなた自身(日干)のエネルギーが、命式全体の中で強すぎるのか、それとも弱すぎるのか。このバランスを見るのが「身旺・身弱」の判断です。

日干が弱すぎる「身弱(みじゃく)」の命式の場合、自分を助けてくれる五行(自分と同じ五行か、自分を生み出してくれる五行)が扶抑用神となります。この用神が巡る時期は、自信が湧き、力強く行動できるようになります。

逆に、日干が強すぎる「身旺(みおう)」の命式の場合、自分の強すぎるエネルギーを抑制してくれる五行(自分を剋す五行か、自分がエネルギーを漏らす先の五行)が扶抑用神となります。この用神が巡る時期は、過剰なエネルギーが良い方向に制御され、大きな成功を収めることができます。

扶抑用神は、あなたの命式を最も安定した状態に導き、心身のバランスを整えてくれる重要な存在です。
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四柱推命の旺衰とは?

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旺衰(おうすい)とは、あなた自身を表す日干が、生まれた月(月令)からどれだけのエネルギーを得ているかを示す、四柱推命の基本概念です。これは、日干のエネルギーの強弱、すなわち「身旺・身弱」を判断する上で、最も重要な要素となります。

鑑定の中心となる「日干」にも五行があります。例えば、日干が「甲(きのえ)」、つまり「木」の五行を持つ人が、木々が最も勢いづく春(寅・卯月)に生まれれば、季節のエネルギーを最大限に受けているため「旺(おう)」じている状態と言えます。これは非常に強いエネルギーを持っている証です。

逆に、同じ「甲」の人が、草木が枯れる秋(申・酉月)に生まれれば、季節からのサポートが得られず「衰(すい)」している状態となります。

このように、あなたが生まれた季節が、あなたの生まれ持ったエネルギーにどれだけ影響を与えているか。その根本的なパワーの源泉を見るのが旺衰であり、あなたの宿命の強さを測るための原点となるのです。
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四柱推命の干合とは?

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干合(かんごう)とは、命式の上段に並ぶ10種類の天干のうち、特定の陽干と陰干が強く結びつき、本来とは全く異なる五行の性質に変化する、特別な化学反応のような現象を指します。

これは単に相性が良いというレベルではなく、二つの要素が融合して新たな一つの存在になるほどの強い結びつきです。命式の中にこの干合があれば、その人の性格や運命に複雑な変化をもたらします。例えば、本来は木の性質を持つ人が、干合によって土の性質を帯びる、といったことが起こります。

また、運勢(大運・流年)で干合が巡ってくる時期は、結婚や転職、独立といった、人生における大きな変化が起こりやすい時です。特に男女の相性において干合は非常に重要視され、宿命的な強い縁を示す吉関係とされています。

干合の組み合わせ変化後の五行
甲(木の陽)と 己(土の陰)土に変化
乙(木の陰)と 庚(金の陽)金に変化
丙(火の陽)と 辛(金の陰)水に変化
丁(火の陰)と 壬(水の陽)木に変化
戊(土の陽)と 癸(水の陰)火に変化
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四柱推命の支合とは?

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支合(しごう)とは、命式の下段に並ぶ12種類の地支のうち、特定の十二支同士が固く結びつき、現実的な安定や発展をもたらす強力な吉関係を指します。

天干の「干合」が精神的な結びつきや変化を象徴するのに対し、地支の「支合」は、より現実世界での調和や協力、物事の成就を意味します。命式の中に支合があれば、その人は家庭環境に恵まれたり、物事がスムーズに進みやすかったり、良き協力者が現れやすいといった恩恵を受けられます。

また、運勢で支合が巡ってくる時期は、結婚や就職、事業の開始など、現実的な基盤を固めるのに非常に良いタイミングとなります。相性においても、支合の関係にある二人は、共にいることで心が満たされ、安定した関係を築くことができる最高の組み合わせの一つです。

支合の組み合わせ変化後の五行
子(水)と 丑(土)土に変化
寅(木)と 亥(水)木に変化
卯(木)と 戌(土)火に変化
辰(土)と 酉(金)金に変化
巳(火)と 申(金)水に変化
午(火)と 未(土)(火または土)に変化
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四柱推命の六十干支とは?

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六十干支(ろくじっかんし)とは、天の気を象徴する「十干」と、地の気を象徴する「十二支」を組み合わせた、60を周期とする暦の基本単位です。私たちが「今年の干支は甲辰(きのえたつ)」と言うように、年や月、日、そして時間まで、この世のあらゆる時の流れは、この六十干支によって刻まれています。

日本で馴染みのある「干支(えと)」は、本来この「干支(かんし)」のことであり、十二支だけを指すのは簡略化されたものです。「干」は幹、「支」は枝を意味し、この二つが組み合わさって初めて一つの生命体となるのです。

この60種類ある干支の一つひとつが、独自の象徴的な意味と性質を持っています。例えば、「甲子(きのえね)」は「雪の中に立つ木」、「丙午(ひのえうま)」は「強力な光を宿す太陽」といった具合です。特に、あなたが生まれた日の六十干支は、あなたの本質を最も色濃く反映しており、運命を読み解くための重要な鍵となります。ちなみに、この六十干支が一巡して生まれた年の干支に還ることを祝うのが「還暦」です。
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四柱推命の相生の関係とは?

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相生(そうじょう)とは、陰陽五行説における「一方がもう一方を生み出し、助け、育てる」という、非常に良好で発展的な関係を指します。これは、自然界の恵みの循環をモデルとしており、親子のような無条件の愛情やサポートを象徴しています。この関係は、五行が順々にエネルギーを与え合うことで成り立っています。
関係性読み方解説
木生火もくしょうか木が燃えることで火が生まれる。
火生土かしょうど火が燃え尽きて灰となり、土に還る。
土生金どしょうきん土の中から金属や鉱物が採掘される。
金生水きんしょうすい金属の表面に水滴が生じる(結露する)。
水生木すいしょうもく水が木々を潤し、成長させる。
あなたの命式において、あなた自身を助けてくれる相生の関係が多ければ、あなたは周囲からの助けを得やすく、物事がスムーズに進みやすい運勢を持っていると言えます。相性においても、この関係は非常に穏やかで、互いを育て合うことができる理想的な組み合わせです。
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四柱推命の相剋の関係とは?

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相剋(そうこく)とは、陰陽五行説における「一方がもう一方を攻撃し、抑制し、打ち負かす」という、緊張感や対立を伴う関係を指します。これは、自然界における力の抑制関係をモデルとしています。この関係は、五行が互いに牽制し合うことで成り立っています。
関係性読み方解説
木剋土もっこくど木は根を張って土を締め付け、養分を奪う。
土剋水どこくすい土は水を堰き止め、その流れを濁らせる。
水剋火すいこくか水は火を消し止める。
火剋金かこくきん火は金属を溶かし、その形を変えてしまう。
金剋木きんこくもく金属(斧や鋸)は木を切り倒す。
一見すると「悪い関係」のように思えますが、必ずしもそうではありません。例えば、氾濫しそうな水(水)には、それを堰き止める堤防(土)が必要です。相剋とは、過剰なエネルギーを適度にコントロールし、バランスを保つために不可欠な作用でもあるのです。あなたの命式に相剋の関係があれば、それは人生における試練や葛藤を示しますが、それを乗り越えることで大きく成長できる「鍛錬の関係」と捉えることができます。
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四柱推命の身旺・身弱とは?

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身旺・身弱(みおう・みじゃく)とは、あなた自身を表す日干のエネルギーが、命式全体の中で強い(身旺)のか、弱い(身弱)のかを示す指標です。これは運勢の吉凶や優劣を判断するものではなく、あなたの基本的な生き方のスタイルや、エネルギーの使い方の傾向を表すものです。
タイプ特徴と傾向
身旺(みおう)日干のエネルギーが強く、自分自身を助ける星が多い命式です。精神的にタフで自立心が強く、リーダーシップを発揮して自らの力で道を切り開いていくタイプです。エネルギッシュで行動的ですが、時に強引になりすぎたり、人の意見を聞かない頑固な面が出たりすることもあります。
身弱(みじゃく)日干のエネルギーが弱く、自分のエネルギーを削ぐ星が多い命式です。感受性が豊かで繊細、協調性を大切にし、周囲の意見や環境に柔軟に対応していくタイプです。人に優しく、サポート役で才能を発揮しますが、エネルギー量が少ないため疲れやすく、他人に依存しやすい傾向もあります。
どちらのタイプが良いというわけではありません。身旺の人はその有り余るエネルギーを人のために使うことで、身弱の人は信頼できるパートナーを見つけることで、それぞれの宿命を最大限に輝かせることができるのです。
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四柱推命の大運とは?

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大運(たいうん)とは、10年ごとに巡ってくる、あなたの人生における大きな運気の流れのことです。人生を四季のある一年に例えるなら、大運は「春」「夏」「秋」「冬」といった季節の移り変わりそのものです。

あなたの命式が、どれほど素晴らしい才能や可能性を秘めた「船」であったとしても、その船が追い風(吉運)の季節を進むのか、それとも嵐や向かい風(凶運)の季節を進むのかで、人生の航路は大きく変わります。この人生の季節風こそが、大運なのです。

大運は、あなたの命式の月柱を基点に、定められた法則に従って10年ごとに切り替わっていきます。その10年間にどの「十干十二支」が巡ってくるかを見ることで、その時期のあなたの運勢のテーマ(例えば、仕事で成功する時期、結婚のチャンスが訪れる時期、健康に注意すべき時期など)を詳細に予測することができます。

この大運の流れを知り、それに合わせた人生の舵取りをすることこそが、四柱推命が教える「運命を乗りこなす」ための最大の秘訣なのです。
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四柱推命の特殊星とは?

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特殊星(とくしゅせい)とは、命式の中にある特定の干支の組み合わせによって現れる、あなたの運命に特別な吉凶作用をもたらす補助的な星々のことです。別名を「神殺(しんさつ)」とも言い、「神」は幸運をもたらす吉星、「殺」は困難や災いをもたらす凶星を意味します。

特殊星には非常に多くの種類がありますが、これらはあくまで補助的な要素であり、その星があるからといって運命が決定づけられるわけではありません。命式全体のバランスや、巡ってくる大運との関係性の中で、その影響力を判断する必要があります。しかし、中には人生に強い影響を与える星も存在します。
星の種類代表的な特殊星とその意味
代表的な吉星天乙貴人(てんおつきじん)
特殊星の中で最強の吉星と言われます。この星を持つ人は、困難な状況に陥っても必ず助けが現れるという強運に恵まれます。生涯を通じて人徳に恵まれ、穏やかな人生を歩みやすいです。
代表的な凶星羊刃(ようじん)
非常に強いエネルギーを持ち、使い方を誤ると事件や事故、人間関係のトラブルを引き起こす凶星です。しかし、その強大なエネルギーをコントロールできれば、医師や弁護士、スポーツ選手など、人を助けたり、勝負の世界で活躍したりと、非凡な成功を収める力にもなります。
ほしよみ堂の四柱推命
ほしよみ堂の四柱推命

本鑑定について

ほしよみ堂の四柱推命 日本屈指の占い館「ほしよみ堂」の実力派占術師・中島多加仁が、伝統的な命術「四柱推命」を駆使し、あなたの宿命や運命を精密に読み解きます。
 生まれ持つ宿命から、今まさに訪れている転機まで――確かな学術理論と研ぎ澄まされた洞察力による唯一無二の鑑定で、あなたの未来に確信をもたらします。
ほしよみ堂の四柱推命

四柱推命とは

ほしよみ堂の四柱推命四柱推命(しちゅうすいめい)は、古代中国で生まれた伝統的な命術であり、「陰陽五行」の理論をもとに個人の運命を読み解く占術です。生まれた年・月・日・時間の4つの要素(四柱)をもとに、「命式」を作成し、性格・才能・人生の流れを詳細に分析します。

・四柱の役割
 ・年柱:生まれた年の運気を示し、家系や先祖との縁、社会的な影響を表す
 ・月柱:生まれた月の運気を示し、幼少期の環境や適性、対人関係を表す
 ・日柱:生まれた日の運気を示し、その人の本質や個性を表す
 ・時柱:生まれた時間の運気を示し、晩年の運勢や才能、子孫との縁を表す

 四柱推命は、個人の持つ本質を細かく解析し、人生の転機や適職、人間関係の傾向までを見極めることができます。その高い精度と理論的な鑑定から、「占いの帝王」とも称され、長く受け継がれてきた占術です。
ほしよみ堂の四柱推命

命式図について

ほしよみ堂の四柱推命命式とは、生年月日と時刻から作る「表」のことを言います。年柱、月柱、日柱、時柱の四柱に干支暦を構成する十干十二支から、その人が持つ要素を当てはめることで命式が作られます。それぞれの要素で何がわかるのか、見ていきましょう。
項目説明
天干表向きの性格や行動パターン、他者からの印象
地支性格や本質、人生の基盤
蔵干隠れた性質や、内面に秘めた思考・欲求
五行性格や運勢の傾向、適性や強み・弱み
十二運生まれ持った運勢の流れ、生命力の強弱
通変星その人の性格、才能、行動の傾向
空亡運勢の不安定さ、苦手分野や試練の時期
格局その人の運命の「型」、人生の方向性
旺衰生まれ持った運勢の強さ、流れや安定度
調候用神運勢を整えるために必要な要素
扶抑用神運勢を安定させるために必要な要素
命式図

 四柱推命では、生まれた年月日と時刻を十干十二支に置き換え、「命式図」を作成します。これは、あなたの本質・才能・宿命を映し出す運命のカルテ。
 陰陽五行の視点から命式を読み解くことで、あなたが持つ特性や人生の流れが明らかになります。運命を知ることは、未来を切り開く第一歩。あなたの人生の全貌をここから紐解いていきましょう。

命式図
命式縁図

 「命式縁図」では、あなたとあの人の生まれ持った宿縁や、互いに与え合う影響を可視化し、詳細に読み解いていきます。あなたとあの人の命式を重ね合わせ、干合や支合といった相性の深層を見極めることで、2人の関係性がどのように進展するのかを導き出します。
 未来に訪れる転機や結末までを見通すことで、2人の間にどんな変化が訪れるのか、あなたの恋愛や人間関係に新たな光を与えることでしょう。

命式縁図
運勢年表

 「大運」は10年ごとの運勢の変動を表し、あなたの人生全体を大まかな波で捉えます。これにより、人生の進行具合や変化のタイミングを把握でき、今後の流れを見極めることができます。
 「年運」は、毎年の運気の動きを反映し、その年に訪れる大きな変化や出来事を知ることができます。また「月運」は、毎月の運勢の動きに焦点を当て、具体的な行動のタイミングを見極めるために役立ちます。これらを総合的に分析することで、あなたの未来におけるリズムや機会を把握し、最適な決断を導き出すことができるのです。

月運干支通変星十二運月支日支月支蔵干説明説明説明説明
2025年
4月
庚辰食神冠帯三合節度貴人、十干禄、天徳貴人
2025年
5月
辛巳傷官建禄方合学士
2025年
6月
壬午偏財帝旺支合天乙貴人、太極貴人、金与禄、月徳合
2025年
7月
癸未正財支合干合干合福星貴人、天厨貴人、文昌貴人、暗録、天徳合
2025年
8月
甲申偏官三合
2025年
9月
乙酉正官天官貴人、太極貴人、干食禄
2025年
10月
丙戌偏印三合
2025年
11月
丁亥印綬方合天財、月徳貴人
2025年
12月
戊子比肩支合干合干合天乙貴人、太極貴人
2026年
1月
己丑劫財支合注受、駅馬
2026年
2月
庚寅食神長生三合天福貴人、隔角
2026年
3月
辛卯傷官沐浴太極貴人、日徳、華蓋
運勢年表
監修者 ほしよみ堂 中島多加仁

 嵯峨天皇の皇子・源融から数えて28代目。両親共に霊学家系に生まれた神秘世界のサラブレッド。幼少期から運命学に親しみ、20歳で大事故を経験して本格的な修行へ。陰陽道や古神道を学び、運命を読み解く技を磨く。開運アドバイザー、経営コンサルタントを経て、占術の道を深めるため台湾の本格的な秘伝を習得し、以来、年間ほぼ無休で鑑定を行う。

 鑑定歴31年で4万人の運勢を観つつ、現在は原宿「ほしよみ堂」を本部に全国12店舗を運営しながら紫微斗数や四柱推命をはじめとする伝統占術と最新理論を融合させた鑑定を提供し、1000人以上の弟子・生徒を指導する。開運学を軸にした実践的な占術は、各界から厚い信頼を得ている。

 主な著書に『紫微斗数占い入門』(幻冬舎)、『ちょい足し風水』(扶桑社)など。鑑定、講演、執筆活動を精力的に行い、占術の研究と普及に努める。

そもそも占いは未来を予見する道具。しかし先の人生は不確定であり、ずばり的中させるは至難の技です。遡ること千年前の古代中国にて、生まれた宿命を紐解き『格』を定義することに徹した帝王学が誕生しました。それが『子平八字』です。日本では四柱推命と和訳され、亜種が大量派生したのです。それらは格を意識せず、性格判断や運勢のバイオリズムのみを観ます。格とは『霊格』であり、【生まれ持った福分=徳】言い換えると「前世でどんな行いをしたか」という点に着眼し、生まれてきた意味と使命を調べます。

そんな運命の羅針盤を今あなたは手にいれました。ぜひ、他では味わえない最高峰の占術を味わってみてください。

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